元本割れが怖いあなたへ。NISAで債券ETFを組み合わせてリスクを抑える初心者向けガイド

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NISAで債券投資を始める完全ガイド!ETFを活用した安定運用のコツとおすすめ銘柄比較

「新NISA(ニーサ)といえば株式投資」というイメージが強いかもしれませんが、実は資産を守りながら増やす「債券投資」もNISAで行うことが可能です。特に2026年現在は、日米の金利環境が大きく動いており、債券投資の魅力が再評価されています。

本記事では、NISAで債券投資を行うための具体的な手法である「債券ETF」の仕組みから、メリット・デメリット、そして今注目すべきおすすめ銘柄を徹底解説します。初心者の方でも、この記事を読めば自分に合った債券運用のスタイルが見つかるはずです。

ETFとは、特定の指標に連動する投資信託を市場で株のように売買できる商品です。1口から数千円程度で買える手軽さがあり、多数の銘柄へ低コストに分散投資できるため、初心者でも少額から本格的な運用が可能です)


1. なぜ今、NISAで債券投資なのか?

2024年に始まった新NISA制度。その「成長投資枠」を活用すれば、個別株や投資信託だけでなく、債券ETF(上場投資信託)に投資することができます。

債券投資の役割は「資産のクッション」

株式投資は大きな利益が期待できる反面、暴落時には資産が30%〜50%減少するリスクがあります。一方で債券は、一般的に株式と逆の動き(相関が低い)をする傾向があり、ポートフォリオに組み込むことで資産全体の変動をマイルドにする「クッション」の役割を果たします。

2026年の金利環境と債券のチャンス

2026年現在、投資環境は大きな転換点を迎えています。

  • 日本の金利上昇: 長らく続いたゼロ金利政策が終わり、国内債券でも利息(インカム)が期待できるようになりました。
  • 米国の金利高止まりと利下げ観測: 高い利回り(4%〜5%前後)を確保しつつ、将来的な利下げによる価格上昇益(キャピタルゲイン)を狙える絶好のタイミングです。

2. NISAで債券を買うなら「ETF」一択な理由

NISAでは、国債や社債などの「生債券」を直接購入することはできません。そのため、以下の2つのいずれかを選ぶことになります。

  1. 債券型の投資信託(非上場)
  2. 債券ETF(東証や米国市場に上場)

特に「ETF」がおすすめな理由は、その透明性とコスト、そして機動力にあります。

ETF(上場投資信託)のメリット

  • リアルタイムで売買可能: 株式と同じように、市場が開いている時間ならいつでも売買できます。
  • 保有コスト(信託報酬)が極めて低い: 多くの債券ETFは年率0.1%前後と、投資信託よりも低コストに設定されています。
  • 分配金(利息)が現金で受け取れる: NISAの成長投資枠で保有すれば、本来20.315%かかる税金がゼロになり、利息を丸ごと受け取れます。

3. 【徹底比較】NISAで買えるおすすめ債券ETF 3選

2026年現在の市場状況を踏まえ、毛色の異なる3つの銘柄を厳選しました。これらはすべて東証に上場しており、日本円で購入可能です。

銘柄名(コード) 投資対象 期待利回り(目安) リスク・特徴
iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561) 日本の国債 約 2.3% 〜 極めて低リスク。円建てのため為替リスクなし。
iシェアーズ 米国債20年超 ETF(2621) 米国の長期国債 約 4.0% 〜 4.8% 為替ヘッジあり。金利低下時の値上がり益が非常に大きい。
iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(1497) 米国の高利回り社債 約 5.5% 〜 6.0% 高利回り。景気悪化時の価格下落リスクは高め。

各銘柄の詳細解説

① iシェアーズ・コア 日本国債 ETF(2561)

日本の金利が上昇してきたことで、ようやく投資価値が出てきた銘柄です。元本割れのリスクを極限まで抑えつつ、銀行預金よりも高い利回りを確保したい方に最適です。為替変動を気にする必要がないため、資産の土台として非常に優秀です。

② iシェアーズ 米国債20年超 ETF(為替ヘッジあり)(2621)

2026年の注目株です。「為替ヘッジあり」というタイプなので、円安・円高の影響をほとんど受けずに米国債の金利を享受できます。さらに、米国が今後本格的な利下げに入った場合、長期債であるこの銘柄の価格は急騰する可能性があります。「利息」と「値上がり」の両取りを狙いたい方におすすめです。

③ iシェアーズ 米ドル建てハイイールド社債 ETF(1497)

とにかく「分配金(インカム)」を最大化したい方向けです。格付けが少し低い企業の社債に分散投資することで、高い利回りを実現しています。ただし、景気が悪くなると価格が下がりやすいため、資産の一部(サテライト)として保有するのが賢明です。


4. 債券ETF投資の注意点とリスク

債券は安全といえど、投資である以上リスクはゼロではありません。以下の3点は必ず理解しておきましょう。

① 金利変動リスク

債券の価格は、世の中の金利と逆の動きをします。「金利が上がると、債券価格は下がる」という法則です。日本の金利が急激に上昇し続けた場合、日本国債ETFの価格が一時的に下落することがあります。

② 為替リスク(為替ヘッジなしの場合)

米国債などに投資する場合、為替ヘッジがない銘柄だと「円高」になった際に日本円ベースでの資産価値が減ってしまいます。不安な方は、上記で紹介した「為替ヘッジあり」の銘柄(2621や1497)を選ぶのが無難です。

③ NISA枠の再利用について

NISAの成長投資枠でETFを売却した場合、その枠は「翌年」にならないと復活しません。債券ETFは比較的売買しやすいですが、頻繁なトレードは非課税枠の消費につながるため、基本は長期保有がおすすめです。


5. まとめ:あなたにぴったりの債券運用は?

債券投資をNISAに取り入れることで、あなたのポートフォリオはより強固なものになります。最後に、タイプ別の選び方をまとめました。

  • 「とにかく守り。預金代わりが欲しい」 ⇒ 2561(日本国債)
  • 「利息をもらいつつ、将来の値上がりも狙いたい」 ⇒ 2621(米国債20年超)
  • 「NISAで毎月・毎期のお小遣いを最大化したい」 ⇒ 1497(ハイイールド社債)

まずは少額からでも、これらのETFをNISA口座で購入し、実際に分配金が非課税で振り込まれる体験をしてみてください。それが、長期的な資産形成を成功させる第一歩となります。

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