教育資金や老後資金に。「大負けしない」投資先としての8資産均等型活用術

不動産投資

はじめに:オルカン・S&P500の「ハラハラ」から卒業しませんか?

新NISAが始まり、「とりあえずオルカン(全世界株式)」「最強のS&P500」という言葉を信じて投資を始めた方は多いでしょう。しかし、実際に運用を始めてみて、こんな不安を感じていませんか?

  • 「株価が下がると、資産が数百万円単位で減って夜も眠れない…」
  • 「米国一本足打法で本当に大丈夫なのだろうか?」
  • 「老後が近いのに、こんなに激しい値動きに耐えられる自信がない」

もしあなたが「爆発的な利益よりも、心穏やかな安定感がほしい」と願うなら、投資信託の隠れた名作『8資産均等型(バランス型)』がその答えになるかもしれません。本記事では、オルカンやS&P500にはない8資産均等型ならではの魅力を徹底解説します。


1. 8資産均等型とは?「投資の幕の内弁当」の中身

8資産均等型とは、その名の通り、世界中の「株・債券・不動産(REIT)」という異なる性質を持つ8つの資産に、12.5%ずつ均等に投資をする投資信託のことです。特定の資産がダメでも他がカバーする、まさに「最強の分散投資」を体現したパッケージです。

8つの資産の内訳

カテゴリー 資産名 比率 役割
国内資産 日本株式 12.5% 攻めの資産(成長期待)
日本債券 12.5% 最強の守り(暴落時のクッション)
J-REIT(不動産) 12.5% インフレ対策・安定収入源
先進国資産 先進国株式 12.5% 世界経済の成長を取り込む
先進国債券 12.5% 安定した利回りと守り
先進国REIT(不動産) 12.5% グローバルな不動産収入
新興国資産 新興国株式 12.5% ハイリターンへのスパイス
新興国債券 12.5% 高い利息収入を狙う

2. なぜオルカンやS&P500より「安定」するのか?

多くの人が「オルカンは全世界に分散しているから安全だ」と誤解しています。しかし、オルカンは「100%株式」の商品です。世界中の株が暴落する「○○ショック」が起きれば、オルカンでも資産は30%〜50%平気で減少します。

① 債券という「防弾チョッキ」を装備している

8資産均等型には、全体の37.5%(日本債券+先進国債券+新興国債券)の債券が含まれています。一般的に、株が暴落すると安全資産である債券にお金が流れるため、株のマイナスを債券のプラス(あるいは維持)で相殺してくれます。これが「暴落時のクッション」となります。

② 不動産(REIT)という「第3の軸」

オルカンやS&P500には「不動産」は含まれていません。8資産均等型は25%が不動産関連。賃料収入をベースとした不動産価格は、企業の業績に連動する株式とは異なる動きをするため、さらなる分散効果を生みます。

③ 驚異の「自動リバランス」機能

これが最大のメリットかもしれません。投資の世界では「高い時に売り、安い時に買う」のが鉄則ですが、人間は感情に邪魔されてこれができません。8資産均等型は、値上がりした資産を自動で売り、安くなった資産を自動で買い増して、常に12.5%の均等状態に戻してくれます。これを「リバランスによる収益の押し上げ効果」と呼びます。


3. オルカン・S&P500と比較したメリット・デメリット

公平を期すために、人気の株式インデックスファンドと比較してみましょう。

比較項目 8資産均等型 オルカン S&P500
期待リターン 中(年利3〜5%程度) 高(年利5〜8%程度) 最高(年利7〜10%程度)
値動きの激しさ 低い(マイルド) 高い(激しい) 高い(激しい)
分散の質 株・債券・不動産に分散 株のみ(世界中) 株のみ(米国のみ)
主なリスク 上昇相場で取り残される 世界不況時の大幅下落 米国経済への過度な依存

メリット:メンタル維持が容易

投資で最も大切なのは「継続すること」です。S&P500で資産が一時的に40%減った時、あなたは売らずに持ち続けられますか? 8資産均等型ならその下落を15%程度に抑えられる可能性が高く、脱落するリスクを大幅に下げられます。

デメリット:上昇時の「もどかしさ」

米国株が爆上がりしている時期、8資産均等型の成績は「地味」です。SNSで「S&P500で爆益!」という報告が流れてきても、動じない強さが求められます。


4. 8資産均等型が「おすすめな人」の条件

この商品は万能ではありませんが、以下の項目に一つでも当てはまるなら、あなたのポートフォリオの主役にする価値があります。

  • 50代〜60代の方: 老後が目前に迫っている場合、大きな下落からの回復を待つ時間がありません。守りを固める必要があります。
  • 投資初心者で、損をするのが怖い方: まずは値動きの少ないこの商品で「投資に慣れる」のが、挫折しないコツです。
  • 管理を極限まで楽にしたい方: リバランスを自分でする必要がないため、本当に「買って忘れるだけ」が可能です。
  • 現金比率が低めの方: 貯金が少なく、投資資金が資産の多くを占める場合、リスクの高い株100%は危険です。

5. 具体的な実践プラン:どう買うのが正解?

案1:8資産均等型を「メイン」にする(安定重視)

つみたて投資枠の全額、または8割を「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」に設定します。資産形成のゴールが「2000万円を確実に作りたい」といった着実な目標であれば、これで十分です。

案2:オルカンと「混ぜる」(ハイブリッド戦略)

「成長も捨てがたいが、暴落も怖い」という欲張りなあなたには、これ。

  • オルカン:50%(攻め)
  • 8資産均等型:50%(守り)

この配分にするだけで、株式比率は約60%程度に下がり、債券と不動産がポートフォリオに厚みを加えてくれます。非常にバランスの良い、プロ好みの構成になります。


まとめ:投資は「勝つこと」より「負けないこと」

投資の世界には「生き残った者が最後に勝つ」という格言があります。S&P500やオルカンは確かに強力な武器ですが、それを使いこなすには強い精神力(リスク許容度)が必要です。

もし、日々の株価チェックに疲れ、少しでも安定感がほしいと感じているなら、ぜひ「8資産均等型」を検討してみてください。派手さはありませんが、あなたの資産を長きにわたって守り、着実に育ててくれる「誠実なパートナー」になってくれるはずです。

【代表的な銘柄例】
・eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド(8資産均等型)
※いずれも業界最低水準の手数料(信託報酬)でおすすめです。

 

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